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セレンクリニックのがん治療 ケースレポート平滑筋肉腫の最先端がん治療「がん標的免疫療法(がん樹状細胞療法)+低用量化学療法」多臓器転移を有する平滑筋肉種に対して、セレンクリニックのがん治療であるがん標的免疫療法(がん樹状細胞療法)と低用量化学療法(がん免疫療法に対応した独自の化学療法: がん休眠療法)との併用で、進行停止及びの再発防止を認めた症例。
Introduction平滑筋肉種は、一般的に放射線療法や抗がん剤の効果が期待でないため、手術で腫瘍を摘出するしかない。本症例は、骨、肝、肺、後腹膜、副腎に転移した進行性の平滑筋肉腫であるが、当クリニックのがん治療であるがん標的免疫療法(がん樹状細胞療法)および低用量化学療法を開始後、腫瘍の進行停止及び再発防止を認め、非常に良好な経過をたどった症例を報告する。
Case67 歳女性。家族歴は特記すべきことなし。既往歴は頸部悪性リンパ腫にて1989年腫瘍摘出術施行、1991年右乳がんにて右乳房全摘術施行されている。
2001年4月定期健診で腹部の腫瘍を指摘され、手術を施行したところ平滑筋肉種と診断。摘出術施行。
2003年10月右上腕骨病的骨折。精査したところ平滑筋肉種の再発転移と診断。摘出術施行。
2004年9月平滑筋肉種後腹膜転移を指摘され、2005年1月12日に摘出術施行。
2005年1月27日、新たに左第11肋骨、肝臓及び肺に平滑筋肉種の再発転移を指摘。4月6日に左第11肋骨転移性骨腫瘍摘出術、6月3日に肝臓の部分切除(6箇所)施行、また左副腎に転移も認めていたため左副腎も同時に摘出となった。
2005年7月15日に某大学附属病院医師からがん標的免疫療法(がん樹状細胞療法)を目的にセレンクリニックを紹介される。PS(パフォーマンスステイタス※) は1。2005年8月30日に自己がん組織をパルスした成熟樹状細胞を2週に1回のスケジュールで開始。合計5回の樹状細胞療法を行った。治療により、数ヶ月に1度に出ていた新規平滑筋肉種転移病変の出現が抑制された。また、2005年9月から、がん標的免疫療法(がん樹状細胞療法)に併用して低用量化学療法(がん免疫療法に対応した独自の化学療法: がん休眠療法)を某大学附属病院で開始している。
PSについてはがん標的免疫療法(がん樹状細胞療法)開始後、2005年10月頃より0となり、初診時一人で来院するのが困難である状況であったが、以降、一人で外出するのがまったく問題なく改善した。がん標的免疫療法(がん樹状細胞療法)による副作用は特に認められなかった。がん標的免疫療法(がん樹状細胞療法)終了後も低用量化学療法は継続されているが、平滑筋肉種の進行及び再発は良好にコントロールされており、日常生活に何の支障もなく、外来フォローアップされている。
※パフォーマンスステイタス Clinical course![]() Discussion自己がん組織をパルスしたがん樹状細胞療法は、生体内で、がん組織に特異的な細胞障害性T細胞(CTL)を誘導し、治療効果を得ようとするがん治療である。樹状細胞は皮内に注入した後、近傍のリンパ節へ移動し、T細胞に抗原を提示する。T細胞はこれを認識し、CD8+T細胞はCTLに、CD4+T細胞はヘルパーT(Th)細胞に分化しがん組織を構成する細胞の拒絶に働く。
近年、患者様の末梢血より試験管内で樹状細胞を誘導する方法が確立され、がん樹状細胞療法は多くの施設で試みられる様になった。これまでのがん免疫療法の主流であった非特異的免疫療法(BRM療法、サイトカイン療法、活性化リンパ球療法など)とがん樹状細胞療法との大きな違いは、樹状細胞によってがん組織に特異的ながん関連抗原を提示されたT細胞は、@認識した抗原特異的に殺細胞作用を発現すること、A全身に波及し遠隔部位の腫瘍にも効果を及ぼすこと、Bさらに重要なことは自己がん組織に含まれる患者様特有のがん関連抗原を記憶したT細胞による免疫学的監視機構により再発・後発転移の予防効果が期待できることである。がん樹状細胞療法は、いわゆる自分のがん組織に対する効果的なワクチン療法と言える。
本症例の経過は、がん標的免疫療法(がん樹状細胞療法)を開始後、1クール5回の投与で肺転移の進行の停止や数ヶ月周期で出現してきた新しい転移巣を抑えることができた。また紹介先の医師もしくは当クリニックで行われている低用量化学療法(がん免疫療法に対応した独自の化学療法: がん休眠療法)は、血管新生抑制効果に加えて、免疫学的にも制御性T細胞を抑制するという報告もされており、がん樹状細胞療法との併用により効果的に腫瘍の進行停止及び再発防止に寄与していると考えられる。
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